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彼女に抱かれたい
第16章 崩壊

『俺が、マイに待ってて欲しいってお願いしてるんだよ。』
彼は苦しい程に強く私を抱きしめた。
苦しさの中に湧き立つ幸福で、涙はとめどなく溢れてくる。
そんなの…そんなの…待つ。何年でも待ってみせる。
あなたが私を離さないでいてくれるなら…いくらでも私に繋ぎ止めておく。
見えない鎖で繋いで私が飼っててあげるから。
だからこの逞しい腕と広い背中で私を強く抱きしめて。
私が潰れるくらいに強く抱きしめて、離さないで。
『マイ…』
「待つ…待つよ。」
『ありがとう…。』
彼は優しく啄むようにキスを落とした。
『その涙は…悲しい涙じゃないって思って…いいんだよね?』
「悲しいなんて…そんなわけないじゃん。
悲しいだけでこんなに涙出ない…我慢できるもん。
でも…こんなに幸せなの…我慢…できっ…ないっ…ううっ…。」
『可愛くて、キレイで、エッチなマイ…。
全部愛してる。俺だけのお姫様。
俺が独り立ちした時…その時は、俺だけのお嫁さんになってくれますか?』
「うっ…ううつ…。
はい、喜んで…。
喜んで、あなただけのお嫁さんになります。
私だけの王子様…。」
『ふふっ…くさいセリフ。』
「どっちがよ。最初に言ったの、サトシくんじゃん。恥ずかしいくらいくさいセリフ言うんだから。私まで恥ずかしくなってくる。」
彼が見せた笑顔にようやく私も笑みが溢れた。
彼は苦しい程に強く私を抱きしめた。
苦しさの中に湧き立つ幸福で、涙はとめどなく溢れてくる。
そんなの…そんなの…待つ。何年でも待ってみせる。
あなたが私を離さないでいてくれるなら…いくらでも私に繋ぎ止めておく。
見えない鎖で繋いで私が飼っててあげるから。
だからこの逞しい腕と広い背中で私を強く抱きしめて。
私が潰れるくらいに強く抱きしめて、離さないで。
『マイ…』
「待つ…待つよ。」
『ありがとう…。』
彼は優しく啄むようにキスを落とした。
『その涙は…悲しい涙じゃないって思って…いいんだよね?』
「悲しいなんて…そんなわけないじゃん。
悲しいだけでこんなに涙出ない…我慢できるもん。
でも…こんなに幸せなの…我慢…できっ…ないっ…ううっ…。」
『可愛くて、キレイで、エッチなマイ…。
全部愛してる。俺だけのお姫様。
俺が独り立ちした時…その時は、俺だけのお嫁さんになってくれますか?』
「うっ…ううつ…。
はい、喜んで…。
喜んで、あなただけのお嫁さんになります。
私だけの王子様…。」
『ふふっ…くさいセリフ。』
「どっちがよ。最初に言ったの、サトシくんじゃん。恥ずかしいくらいくさいセリフ言うんだから。私まで恥ずかしくなってくる。」
彼が見せた笑顔にようやく私も笑みが溢れた。

