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彼女に抱かれたい
第2章 二人のカタチ
部屋に入り、ドアが閉まった。
オートロックのようで、扉が閉まると同時に鍵も閉まる音がした。

その刹那、マイに抱きしめられ、キスされた。
サトシもそれに応えるように抱きしめる。
すると、唇にぬるっとした感覚が走った。

…えっ…

サトシが驚いて少し口を開いたかと思うと、そこにねじ込まれるように、マイの舌が侵入してきた。
サトシは脳天に電流が突き抜けるかのような快感に襲われ、自然と吐息が漏れるとともに腰が砕け、壁を背に、フローリングに尻もちをついてしまった。
マイは、そんなサトシに跨り、多い被さるように抱きしめてキスを続けた。

二人に言葉はなかった。
これが大人のキス…何て気持ちいいんだろう…。
サトシがキスの快感に身を委ねていると、マイの舌がサトシの舌を求めるように、ツンツンとつついてきた。

サトシは、思考より早く体が反応して、マイの舌に自分の舌を絡ませた。
それだけで更なる快感が押し寄せ、射精しそうだった。

サトシは振り絞るように
『ま、待って…気持ち良すぎて、出ちゃう。』
と言うと、マイの唇が離れた。

「サトシくんが可愛いから、意地悪したくなっちゃった。ごめんね。」

『いじわる…。
ちょっとトイレに行ってくるね。』

…ふう。
ヤバかった。
ホントにイッてしまうところだった。
挿入どころか触られてもいないのにイッてしまったらカッコ悪い。
1回、自分で抜いておこうか…。
いや、せっかくならマイとの行為でたくさん出したい。
その方が絶対気持ちいい。

サトシは用だけ足して部屋に入った。
代わりにマイがトイレに入った。
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