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彼女に抱かれたい
第21章 約束の時
彼は店員さんから花束を受け取ると私の前に来て薔薇の花束を私に差し出してくれた。
『マイ。待っててくれてありがとう。』
どこまでも真っ直ぐでベタな彼。
最愛の彼はまた約束を果たしてくれた。
今日は泣かない。メイクが落ちちゃうから。
私は笑顔で花束を受け取った。
「ありがとう。嬉しい。」
『マイ。』
優しい声で私の名を呼ぶ彼の手にあるのは小さな箱。
ハッ!まさか…
彼は私の前に跪く。
『約束の時。あなたを迎えにきました。』
彼が開けた小さな箱の中には綺麗に輝くダイヤモンドの装飾が施された指輪が光っていた。
じわじわと目の前が潤んできた。
待って…こらえられない…
『受け取ってくれますか?俺だけのお姫様。』
こらえきれない涙が溢れて、止める事ができない。
だけど、言わなくちゃ。
涙でブサイクになった顔でも、笑顔で言わなくちゃ。
「っっ…はいっ。喜んで。
私だけの王子様。」
『マイ。待っててくれてありがとう。』
どこまでも真っ直ぐでベタな彼。
最愛の彼はまた約束を果たしてくれた。
今日は泣かない。メイクが落ちちゃうから。
私は笑顔で花束を受け取った。
「ありがとう。嬉しい。」
『マイ。』
優しい声で私の名を呼ぶ彼の手にあるのは小さな箱。
ハッ!まさか…
彼は私の前に跪く。
『約束の時。あなたを迎えにきました。』
彼が開けた小さな箱の中には綺麗に輝くダイヤモンドの装飾が施された指輪が光っていた。
じわじわと目の前が潤んできた。
待って…こらえられない…
『受け取ってくれますか?俺だけのお姫様。』
こらえきれない涙が溢れて、止める事ができない。
だけど、言わなくちゃ。
涙でブサイクになった顔でも、笑顔で言わなくちゃ。
「っっ…はいっ。喜んで。
私だけの王子様。」