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彼女に抱かれたい
第22章 誓いの時
緊張の中、チャペルの扉が開いた。

入り口には純白のウェディングドレスを身に纏い、純白のベールで顔を覆っている最愛の人。

彼女はお義父さんにエスコートされながらゆっくりこちらへと歩を進める。
お義父さんと一礼した後、力強く握手を交わす。
⦅娘を…頼んだぞ⦆
お義父さんのメッセージが握手を通じて伝わり、無言で力強く頷いた。

互いに見つめ合って手を取り合い、誓いの時。
マイは少し伏し目がちで、恥ずかしそうにしている。
小さく名前を呼ぶと上目遣いでこちらを見た。
いつもと違うメイクでベールの中に佇む彼女は、可愛くて美しい俺だけのお嫁さん。
『綺麗だ。似合ってる、マイ。

ほら、誓いの時だよ、俺だけのお嫁さん。』
彼女は涙を精一杯こらえて、優しく微笑む。

「新婦マイ、あなたはサトシを夫とし、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、夫を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」
「はい。誓います。」

まだ俺の夢は道半ば。だけど彼女が側にいてくれるだけで、俺は何倍も頑張れる。

「新郎サトシ、あなたはマイを妻とし、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、妻を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」
『ハイッ‼︎誓いますッ‼︎』

声高らかに誓いを立てると、俺の両手に手を重ねていたマイがビクッ‼︎と驚き、会場も少しのざわつきと笑いが起こってしまった。

マイは驚いた後ににっこりと嬉しそうに微笑み、こちらを見た。
俺の誓い、受け取ってくれた?
彼女は俺の意を汲み取ったのか、静かに頷いた。

神父の進行に従い、ベールを上げて後頭部へ。
幸せそうにこちらを見つめて、涙を流しながら微笑む彼女は静かに目を閉じた。
その涙は悲しみの涙じゃなくて、喜びと幸せの涙だよね。


しっかりしていて、ヤキモチ妬きで、泣き虫で、とってもエッチな俺だけのお嫁さん。
これからずっと、俺と一緒に人生を歩んでください。
この命ある限り、あなたを守り抜きます。
これからの誓いをこめて、そっとキスを落とした。
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