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私の家庭教師はAV男優
第39章 (39)
「う、うーん」

りのは机からゆっくり顔を上げる。

「おー、起きたか」

愛が言うと、りのは急に立ち上がってキョロキョロと辺りを見回し

「嘘っ!私、寝てた!?てか、あんた何でまだここにいんのよ!?」

愛はスマホを触りながら

「ちゃんとバイバイを言ってから帰りたかったから」

「そんなのいるかっ!いつ寝たんだろ?てか、起こせよテメェ!」

りのは愛の肩を思いっきり引っ叩いた。

「いってぇ。寝顔が可愛いかったから。それに気持ち良さそうに寝てたし起こしちゃ悪いと思って」

りのは両手で顔を覆い

「寝顔見たの?マジ恥ぃじゃん!もう最低!」

「何怒ってんだよ」

愛は平然とした態度で言った。

「あれから二時間くらい経ってんじゃん。ママも何で呼びにこないのよ!」

「あ、りのっ。どこ行くんだよ?」

りのは勉強部屋を出て螺旋階段を下る。
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