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私の家庭教師はAV男優
第39章 (39)
りのの母親は、勉強部屋の様子が映っているモニター画面を見るのをやめ、ダイニングテーブルの椅子に腰掛けて顔を伏せた。

りのはリビングルームのドアを開けて

「ママっ!」

りのの母親はゆっくり顔を上げる。

「ママも寝てたの?」

「ママもってことは、りのも今まで寝てたの?」

「うん。愛君と話してた途中で寝落ちしたみたい」

りのの母親はキッチンカウンターにある置き時計を見て

「大変、こんな時間なのね。ごめんね、りの。ウトウトしてそのまま寝ちゃったみたい。今からご飯作るわね」

「じゃあ、愛君に帰るように言ってくる」

リビングルームを出ようとすると

「待ってりの。愛君はまだ帰ってなかったの?」
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