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第39章 （３９）

りのの母親はリビングに戻ると、ワイングラスに赤ワインを注いだ。

ワイングラスを手に持ち、椅子に座る。

そして、ワインを飲みながらモニターに映る勉強部屋の様子を見始めた。

りのはポトフに入っているソーセージをかじり

「首いたぁ」

首の後ろを触りながら言う。

「机で寝るからだろ？」

「学校でもよくやるから寝慣れてるはずなのに」

「なんだよそれ。授業中よく寝てんのか？」