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私の家庭教師はAV男優
第4章 ④
「こんばんは」

秋葉はりのの勉強部屋に入る。

りのは返事もせず、机の前に正座をしてスマホゲームをしていた。

秋葉はヨイショと言いながらりのの対面に座った。

「もう時間?」

りのがスマホから顔を出すようにして秋葉を見た。

「いや、まだ2分半程ある」

「そう」

秋葉は教科書をカバンから出しながら

「お前、髪切ったな」

りのは目を大きくさせて

「よくわかったね。二センチしか切ってないのに」

「いつも正面からこんな間近で見てりゃわかるよ」

りのは再びスマホゲームをはじめた。

「何かあったのか?」

「別に。何で?」

「女が髪切る時って何かあるって言うじゃん」

「私は女じゃなくて女の子ね」

「じゃあ、その、子は何かあったの?」

スマホゲームをしながら

「彼氏と別れた」
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