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第40章 （４０）

秋葉が家を出ると、りのは階段を降りてリビングルームに入った。

「あ、りの。勉強お疲れ様」

りのの母親はキッチンに立っていた。

りのはダイニングテーブルの椅子に座り

「今から晩御飯を作るの？」

りのの母親はトマトを手に持ち

「そうよ。今から作るけど。何？お腹空いてるの？」

りのはスマホを見ながら

「そういうわけじゃないけど」