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第41章 （４１）

「あの子の保険金よ」

秋葉は、「ああっ。。」と、声を漏らした。

「でも、自殺だと保険金は出ないんじゃあ。。。」

まりんの母親はタバコをスウッと吸い

「精神疾患があるような状態で自殺したから関係無いんじゃない？精神障害のある人が罪を免れるのと一緒で」

「病死扱いってことですか？」

煙を吐いて

「詳しくはわからないけど」

秋葉は悲痛な表情で

「でも、娘さんの保険金を宝くじに例えるのは失言だと思いますよ」

まりんの母親は地面にタバコを捨てて

「出どころがどこだったとしてもお金はただのお金よ。保険金が入ろうが宝くじに当たろうが水商売で稼ごうが全て同じ」

秋葉は頭を下げて

「では、僕はこれで」