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私の家庭教師はAV男優
第42章 (42)
「もうっ!早くお金出しなさい」

才加地は慌てるようにして財布から千円札を取り出して、りのに手渡した。

「何でもいいの?適当に買うよ」

「あ、ああ。任せていいの?」

りのは千円札を握りしめて購買部に向かった。

バーゲンセールのような活気の購買部に近づき

「ちょっと通してよ!」

りのが言うと、群がる生徒達はりのに気づき

「井端さん。パン買うの珍しいですね」

「どうぞ、先に買ってください」

「りのちゃん、今日はパンなの?」

口々にりのに声をかける。

「ありがと。先にごめんね」

人ひとり分のスペースが空き、りのはカウンター前に立った。
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