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第46章 （４６）

「この出来事が世間に知れ渡れば、その未成年の子が誰かを特定したがる人間が出てくるだろう。いずれは見つかって世間に晒される」

真矢はポケットから名刺を取り出した。

「そうなりゃ、ネットで顔がアップされ続けて生きにくい人生になってしまうぜ。なんせＡＶ男優と一緒にいた女子高生ってレッテルを貼られるんだからな」　

名刺をりのに差し出して

「明日、面接にきな。そしたら、お前らは今まで通りの人生を歩める」

りのは名刺を受け取った。