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第1章 ①

一週間後、秋葉は家庭教師の派遣会社を訪れた。

「秋葉健斗さんですね。履歴書の事前送付ありがとうございます。今回はアルバイトのご応募ということでよろしいでしょうか？」

３０代くらいの背が小さい面接担当が言った。

面接は塾として使っている教室で行われた。

勉強机を挟むようにして対面で二人は座っている。

「はい。本業をしていない空き時間を使って仕事ができればと思っています」

面接担当は履歴書に目を通しながら

「アルバイトということと、学歴は申し分ないのでこのまま即採用させていただきます」