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第53章 （５３）

「そのつもりだった」

ほのかは玄関でハイヒールを脱いだ。

リビングルームに入ると、りのが目に入り

「女子高生？こんな時間に？」

麗紫亜はコーヒーをカップに注いで

「知り合いなの」

「怯えた顔をしてるけど」

ほのかはダイニングテーブルの椅子に座った。

麗紫亜はコーヒーカップをほのかの前に置き

「職業病じゃない？人を見てすぐ被害者扱いするの」