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第15章 （１５）

秋葉はごちそうさまと言い、皿に箸を置いた。

「あの時、マクドナルドから見られてなければバレなかったのに。ははっ」

まりんも手を合わせてから箸を皿に置き

「何に対してバレたのが嫌だったのですか？」

「やっぱりあの子と手を繋いでいたところかな。まあ、あの時はあの子に手を引っ張られていたんだけど、それでも見方によっては誤解されるよな」

「先生。りのちゃんは先生のことが好きです」

秋葉は笑い

「君は本当に物事を複雑にしたがるなぁ。あの子には彼氏がいる。それに俺のことが好きかどうかなんて君にはわからないだろ？」

まりんは皿を重ねて

「わかるんです」