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第18章 （１８）

「ん？」

秋葉は１０９ページに書かれていた落書きが目に止まった。

ページの右下に相合傘が描かれていて、秋葉健斗と井端りのの名前が傘の下に書かれてあった。

りのは寝たまま目だけを秋葉の方に向けて　　　　

「見たの？」　　　

秋葉は教科書を閉じてテーブルの上に置き

「何を？」

「落書き」

「汚い教科書だな。あちこちにいろいろ書いてあってどの落書きのことかわかんねぇよ」

「そっか」

りのは天井を見た。