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第107章 （終章２２）

雫愛は青白い顔で微笑み

「さっき言ってたのと違うって思ってんでしょ？」

秋葉は雫愛の背中の傷を、近くにあったスカートで押さえていた。

「お前こそ黙れ。傷が開く」

雫愛は目を細め

「生にせよ、死にせよ、どちらについても紙一重。状況によってはどちらにも執着する。。。。」

「黙れって」

「さっき、家庭教師君と一緒にいる時は生に執着した。でも、パパが来た時は死に執着。。。。。」

「血が止まらない。。。」

「もう、無理だよ。指も動かせない。。。」