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私の家庭教師はAV男優
第109章 (過去1)
「助け合いって言っても、私からは二人に何もできてないし」

まりんがつぶやくように言う。

「おしっこしたくなってきた」

まりんはそう言って教室から出て行った。

紫霞はまりんの椅子に座り

「気を使わなくていいのに。ねぇ、りの」

「そう思うけど、まりんの気持ちもわかる」

「気持ち?」

「うん。だってさ、まりんの生活環境ってヤバいじゃん」

「まあ、いろいろ聞くけどさぁ。でも、それって関係なくない?」

「関係あるよ。だって、闇みたいなもんを抱えたまま私達みたいなおバカと一緒にはしゃぐなんてできないっしょ?」
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