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第109章 （過去１）

まりんは手を洗ってトイレから出ると、男子トイレから同じ学年の女子と保健体育の男子教師の末田が出てきた。

二人はまりんの方をチラッと見て、何事もなかったかのようにその場を去っていった。

まりんは恐る恐る男子トイレに入る。

一つだけある大便用トイレの中に目をやると、便座にベッタリと白い粘液がついていた。
　
指で粘液を拭い、匂いを嗅ぐ。

「何、この匂い。。。」

トイレットペーパーで指先を拭いた。