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第123章 （終章３１）

雫愛は上裸のまま、玄関のドアを開けた。

外には顔半分にタランチュラの刺青を入れたスキンヘッドの男が立っている。

スキンヘッドの男は驚いた様子で

「おっぱい？雫愛ちゃん。大胆過ぎません？」

「まあ、いろいろと。入って、ツンちゃん」

スキンヘッドの男は玄関で靴を脱ぐ。

秋葉はポカンとした様子で二人を見て

「雫愛。その人誰？」

すると、スキンヘッドの男は秋葉に頭を下げて

「鶴田です」

「だから誰？」

雫愛はベッド脇に腰掛けて

「知り合いの彫り師だよ」

「いや、だから誰だよ？何勝手に人を呼んでるんだ」

スキンヘッドの男は雫愛を見て
　　　　
「来たのまずかった？」

雫愛は笑い

「いいの。私の自由だから」