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私の家庭教師はAV男優
第126章 (終章32)
「りのっちぃーっ!!」

りのはうるさそうに片目をつむり、両耳に人差し指を突っ込んで

「うるさいなぁ。家に来たなり何?」

リビングのソファーに座った雫愛は脚をバタバタとさせて

「ぽっと出の奴に家庭教師君を取られたぁー!!」

心中穏やかではない雫愛の前に立ち

「ぽっと出の奴って誰?」

「りのっちの三つ子の姉妹って言ってたぁー!」

「ああ、かのんかな。大人しそうだったけど、やるときゃやるんだね」

雫愛は首を傾げ

「ん?大人しそうには見えなかったよ。顔面ピアスだらけだし」

りのは目を大きくさせて

「あ、じゃあ、もう一人の子だ。会ったんだ?」

「うん。私の行きつけのお店で」

「どんな感じの子?」

「りのっちをもっと凶暴にしたような」

りのはジト目で

「あんた、今すぐ帰れば」

雫愛は苦笑して

「ごめん、表現を間違えた。なんか、すごく男っぽい感じ」

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