パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第132章 （終章３８）

「うまっ！」

りのはカレーライスを口に頬張って言う。

秋葉は缶ビールを飲み

「ああ。確かにうまいな」

りのは秋葉の前に置かれたカレー皿を見て

「まだ食ってないじゃん」

コンッとテーブルに缶を置き

「ビールがってことだよ」

そして、秋葉はスマホの画面を見た。

美樹からの「「もう関わらないで」」というショートメールが表示されている。

秋葉はスマホの画面を消して、テーブルに置いた。

「てかさぁ、家庭教師。あの子とあの後どうしたんだよ？」

「あの子？」

「とぼけんなよ。私のキョウダイ」

秋葉はスプーンを持ち

「あ、ああ。あいつね。別に普通だよ」

「普通って何だよ？」

「普通に解散したってこと」

りのはプゥッと膨れっ面をして

「なんか含みがあるセリフ」

「ねぇよ」

秋葉はカレーライスをスプーンですくった。