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第164章 （闇章１）

〈雫愛？今どこ？〉

女の子の声がする。

「雫愛？どの女かわからねぇがもうこの世にいねぇよ」

〈誰？どうなってんの？」

すると、扉が開き、火にまみれた女の子が飛び出してきた。

「うぉっ！？マジか？」

「うぐぁああっ。。。。」

うめきながら火がついたままの真っ暗な影のようになった女の子が男に近づいてくる。

「手錠が外れてやがる。。。。」

「ま、まあ、ほっときゃ死ぬだろ」

「気持ち悪ぃから行こうぜ」

持っていたスマホを一つ落としてその場を離れていった。