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第2章 ②

「何でわかったの？いつから？」

まりんは目を細くして微笑み

「ここで会った時からです」

まりんは秋葉の顔を指差して

「目です。目を見てわかりました。普段マスクをしているので勉強を教えてもらっている時に先生の目しか見ていません。先生の目を近くで見ているのでハッキリと目は覚えています」

「でも、顔にシワもあるし顎ひげがマスクからはみ出ているのに」

「だから、最初は確信がありませんでした。だから、カレー屋に行ったんです」

「カレー屋に？どうして？」

「前に私が作ったスープを食べ終わった後、スプーンを逆さにして置いていました。珍しい置き方だなぁと思いました。だから、カレーを食べた後に同じ置き方をすれば間違いないなと」