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第31章 （３１）

「靴を履く暇を与えないほどの嫌な男から逃げてきたってわけだ。ははっ！」

りのは少し間を置いて

「その逆かな」

「はっ？」

すると、りのは長髪の男の横顔を見て

「それより女に不自由してないって言ってたけど、彼女とかいるってこと？」

「彼女？そんなのめんどくせぇじゃん」

「どういうこと？」

「女なんて顔とスタイルが良くて穴があればそれでいいんだよ。俺にとって女ってのは穴に突っ込んで性欲解消するだけの道具だよ」