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第33章 （３３）　

りのの母親は秋葉側の手を出して

「先生。手を握っていただけます？」

秋葉は差し出された手を見て、少し間を置いた後

「手なら。。。」

秋葉は指同士を重ね合う恋人つなぎで手を握った。

「不思議」

「はい？」

「手を繋ぐだけでも気持ちが良い」

秋葉は苦笑して

「やめてくださいよ」

「女性の体に慣れすぎてるんですね」

「仕事柄だからと言いたいんですか？」