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第35章 （３５）

りのは秋葉の目線に気づき

「カメラ？ああ、大丈夫。ママには前もって友達と一緒に勉強するって言ってあるから。ママはあんたの派遣会社にはそんなことをいちいちチクんないよ」

秋葉は座布団に腰をおろして

「お前、カメラがあるの知ってたのか？」

「知ってるよ」

「じゃあ、お前、カメラがあるのを知ってて俺と」

「何？キスとかＢとかの話？ママは別にこの部屋の様子をずっと見てるわけじゃないからバレてないっしょ」

「ないっしょって。。。ああ、そうだったのか。。。」

「ん？どうした？家庭教師」

秋葉は首を振り

「いや、なんでもない」

カバンから教材を取り出した。