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第4章 ④

「ないな」

狭間は焼き鳥に食らいつき

「ご無沙汰すぎたら欲求不満になんねぇか。お前、生徒に手を出したりするなよ」

「しねぇよ。さっき言ってた愛とかは全然ねぇし」

「だったらいいけどよー」

すると、失礼しますと居酒屋の店員がやってきて

「空いてる器を下げさしていただきます」

店員がグラタン皿を持ち上げた瞬間、逆向きに置かれたスプーンがカチャンとひっくり返った。