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妻の弟の妻〜夫の姉の夫〜
第3章 踏み込まれた一歩
お義兄さんは普通に還暦祝いの席で会話とお酒と料理を楽しみつつ、常に子どもたちに目を配っていた。

優しくて気が利くパパ。
筋肉質なうえ強面で男らしいのに、口もとは口角が上がっていて、可愛らしさがある。
なんて素敵なんだろう。


あなたは私を気に留めないようにしているのかも知れないけど、私は気付いている。あなたの視線に。

あなたは私からすれば義姉の夫で、3人のパパだけど、本質はオトコ。
私はズルいオンナ。

私はお義兄さんの対面に座り、そっと自分の脚でお義兄さんの足に触れた。
わずかにピクっと反応した。

さらに私は一番下の甥っ子、健斗くんを抱いてお義兄さんの隣へ。
動揺が隠せていないし、視線は私の胸元にチラチラと注がれている。
私はそんなお義兄さんにイタズラしたくなり、太ももに触れる。
すぐにその手は払われたが、嫌がっている様子はない。

次に私はあらかじめ用意しておいた、自分の連絡先を書いた紙をお義兄さんのポケットに突っ込んだ。
ポケットの中で、わずかに硬いモノに触れた気がした。


やっぱりお義兄さんは私をオンナとして意識している。
じゃなきゃこんな顔を赤らめてキョロキョロと動揺するわけない。
まるで童貞の高校生みたいにウブな反応が可愛くて、イタズラしたくなってしまう。



カッコよくて可愛いお義兄さん。



こんな考えは破滅を呼ぶことは分かっている。
お互いの家庭を崩壊させてしまうことも分かっている。
理性と良心は「やめなさい、今ならまだ引き返せる」と叫ぶ。

だけどもう歯止めはききそうにない。
私の目の前に座るお義兄さんは、私の旦那よりも年下なのに、はるかに男らしくて魅力的で、私はあなたを男として好きになってしまっているのだから。






あなたをお義姉さんから奪っても…いいですか?















私はスキを見て、まずはお義兄さんの唇を奪った。
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