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妻の弟の妻〜夫の姉の夫〜
第7章 崩壊
『くっ…華…なんで…』
「あっきー、自分で気づいてないでしょ。
壊れそうなくらい弱った悲しそうな顔してるよ?
泣いてもいいの。お義姉さんの前で泣かなかったの?」
『っ…!涙なんて…カッコ悪い…。』
「別に泣いたっていいじゃん。私はカッコ悪いなんて思わない。
男が泣いちゃダメなんて誰が決めたの?誰だって泣きたくなる時はあって当然でしょ?
いつも一生懸命頑張ってるのに報われないからこそ、涙が出るくらい苦しいんでしょ?
泣いていいんだよ?あっきー。私の胸で…。」
『くっ…ううっ…。』
溢れる涙が堪えられない。
柔らかい胸に挟まれ、包み込まれるように抱きしめられる感覚が絶妙に心地よく、心の中で溜まっていた何かが涙と一緒に溢れ出した。
『…身体目当てって…何だよ!そんなちっぽけな理由で…こんなに苦しむかよ!
俺の…一方通行かよ…。くそっ…。』
…情けない。
どこかでかけ違えてしまったボタン。狂った歯車。
その苦しさを吐露している相手は妻ではない義理の妹。
しかも地肌の胸に顔を埋めて泣きながら…だ。
『俺は何がいけないんだろう…俺が全部やればあずさは俺を愛してくれるのか…?
どうすればいいんだよ…教えてくれ…』
…我ながら女々しい。
男ならドンと構えておかなきゃいけないのに…。
「あっきーがお義姉さんを一回突き放したらいいんじゃない?」
『もう…突き放しちゃったよ…。
今までにないくらい腹が立って怒鳴って…泣いてるあずさを放って出てきたんだ。』
「そっか…。
じゃあさ…
もう我慢しないで…一緒に堕ちよう?」
華の胸に包み込まれたまま、俺は優しく押し倒された。
「あっきー、自分で気づいてないでしょ。
壊れそうなくらい弱った悲しそうな顔してるよ?
泣いてもいいの。お義姉さんの前で泣かなかったの?」
『っ…!涙なんて…カッコ悪い…。』
「別に泣いたっていいじゃん。私はカッコ悪いなんて思わない。
男が泣いちゃダメなんて誰が決めたの?誰だって泣きたくなる時はあって当然でしょ?
いつも一生懸命頑張ってるのに報われないからこそ、涙が出るくらい苦しいんでしょ?
泣いていいんだよ?あっきー。私の胸で…。」
『くっ…ううっ…。』
溢れる涙が堪えられない。
柔らかい胸に挟まれ、包み込まれるように抱きしめられる感覚が絶妙に心地よく、心の中で溜まっていた何かが涙と一緒に溢れ出した。
『…身体目当てって…何だよ!そんなちっぽけな理由で…こんなに苦しむかよ!
俺の…一方通行かよ…。くそっ…。』
…情けない。
どこかでかけ違えてしまったボタン。狂った歯車。
その苦しさを吐露している相手は妻ではない義理の妹。
しかも地肌の胸に顔を埋めて泣きながら…だ。
『俺は何がいけないんだろう…俺が全部やればあずさは俺を愛してくれるのか…?
どうすればいいんだよ…教えてくれ…』
…我ながら女々しい。
男ならドンと構えておかなきゃいけないのに…。
「あっきーがお義姉さんを一回突き放したらいいんじゃない?」
『もう…突き放しちゃったよ…。
今までにないくらい腹が立って怒鳴って…泣いてるあずさを放って出てきたんだ。』
「そっか…。
じゃあさ…
もう我慢しないで…一緒に堕ちよう?」
華の胸に包み込まれたまま、俺は優しく押し倒された。