パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第3章 出会い

幸恵は優人を部屋に上げ、簡単な手料理を振る舞った。


優人は自分の事を話したがらない幸恵の気持ちを察したのか、彼女については夫も恋人もいない事だけ確認すると、それ以上は尋ねない。

その代わり、優人自身の失敗談や友人の話で幸恵を笑わせた。




夜遅くまで独身女性の家に長居するのは憚られると言って、優人は９時前には暇(いとま)を告げた。


幸恵の部屋で、彼女に触れもせずに帰った男は今までに優人しかいない。


その夜、初めて幸恵は暖かい気持ちで眠りについた。