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咎女(とがめ)
第10章 紫子
3人が立ち去った後も、幸恵は精液まみれで放置されたまま身動きできずにいた。
これまでも犯されるだけの人生だったが、今が一番惨めだった。

愛する人がいるのに、貞操を守れないばかりか散々イかされて恥知らずにも快感にのたうちまわってしまったのだ。

(ごめんなさい、優人…)


半乾きの白濁がこびりつく頬を、とめどなく涙が伝った。


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