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インキュバスとのエッチな性活
第2章 二



「戸塚君、つかぬことをお聞きしますが、朝、会議室に行った?」


 ドクン、ドクンと、鼓動が速くなる。


「会議室?いえ、行ってませんけど?どうしてですか?」


 サラッと戸塚君が答えると、私はほっと胸を撫で降ろした。


「そうなんだ!ううん、何もないの」

「それより、今からご飯、どうです?」

「良いね!もうお腹空いちゃった!行こう行こう!」


 あぁ、良かった。戸塚君には見られていなかったようで。


「あはは、柊木さん、もうお腹空いてるんですか?」

「うん、今日はなんだかいつもよりお腹ペコペコなんだよね~。何でかな?」

「……さあ、何ででしょうね?」


 バッグの肩紐を肩に掛けると、私は椅子から立ち上がった。


「じゃ、柊木さん、行きましょう」


 そして、にこやかな戸塚君とスッキリした心で、事務所を後にした。後悔するとも知らずに……。
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