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第2章 二

「大丈夫ですか？柊木さん」

「……ん、戸塚君……あれ？ここ、どこだっけ？」


　夕食を食べてから、どれくらい時間が経っただろうか。大理石調の天井とシャンデリアを視界に映しながら、戸塚君に尋ねた。

　あぁ、頭がぼーっとする。


「ラブホテルですよ」


　……え？


「ラブ、ホテル？」


　戸塚君の言葉に、頭が真っ白になった。