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朧気な花
第1章 初めてのお付き合い

*
「んっ……」
「秋斗……」
おい、これは、まずい。
気持ちよさそうに甘い声を出す美月を見て、秋斗はぐっと耐える。
…龍波 秋斗、17歳。彼女と付き合って、約2ヶ月。正直、俺は付き合ってから、いや、付き合う前の片思いしている時から、美月としたかった。しかし、色々美月とのエッチな妄想をしながら自分でムスコをおさめ、今日まで来た。
もう、我慢の限界だ。
「ハァーハァー……」
「秋斗、どうしたの……?」
美月の手を引っ張り立たせると、秋斗は美月をベッドに寝かせた。
「したい。したい、したい、したい……美月……」
呼吸を荒くしながら自分に覆い被さってくる秋斗が、美月には苦しそうに見えた。二人分の重さで、ベッドのマットレスが沈んだ。
さっきまでキスしてたのに、もう!?いや、それが普通なのか……
美月は慌てる。
「ちょっと待って……先にお風呂とご飯から」
「ハァーハァー……」
秋斗の脳内はもういやらしい事でいっぱいだった。制服のスカートからはみ出た太腿、セーラーから見える鎖骨、綺麗な首筋、美月の全てにムラムラする。

