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ムッツリ最高
第1章 揺れる電車の中
 私が言うと、彼はそっと手を伸ばして、ニットの上から、触れるか触れないかの優しいタッチで乳首に触れながら、囁くようにいった。

いやらしくて、本当に、かわいいよ・・・。
 
 乳首の先が気持ちよくて、私の身体がビクンと反応した。もう、膣が愛液を出していて、自分でも濡れているのかわかる。
 彼は私に近づくと、抱擁をしてくれた。

 彼の匂いに安心していると、彼の私に回した手が、すっと剥き出しの背骨をなぞるように、優しく動いた。

 背中から、ゾクゾクする感触が、頭の先まで貫くように走る。
 何度か背中を行き来した手が急に乱暴にお尻を掴んで揉みしだいた。
 尻肉を上下されるたびに、膣が揺れて、中から愛液があふれ出すのが自分でもわかる。
 お尻しか触られないのがもどかしくなり、私ははしたなくお尻をクネクネと動かしてしまった。

今は、ここまでだよ。
今からお出かけするからね。
見てごらん。

 彼が私を鏡に向ける。そこには、ピッタリとしたノースリーブのタートルネックのニットワンピースを着た私が写っている。

 でっぷりとした体型に、乳房の形がくっきりと浮かび、乳首がぴんぴんに浮かび上がっている。
 まるで裸のような、たわわな胸と張り出した腰の豊満なボディラインがはっきりわかるワンピース姿に、私は躊躇う気持ちと、一方でゾクゾクする気持ちを昂らせた。

この、服で?

そうだよ、このいやらしい鈴音の姿を、みんなが見るんだよ。きっと、沢山の人が、君をいやらしい女だと思うし、その人の劣情をかき乱されるんだよ。

あぁ・・・。

 私は悶えるよう自分で自分の体を抱きしめた。

でも、このままだと風邪をひくからね。コートを着ようか。

 彼がクローゼットから出したのは、薄手のトレンチコートだ。でも、今年の流行りで、背中側がチュール生地のプリーツになっている。

 少し、安心したような、何か期待したことをかわされたような気持ちで、私はそのコートに袖を通す。

さあ、行こうか。

 彼がそっと手を繋いで、微笑んだ。
 その優しい笑顔を見たら、どこへでもいける気がして、私も微笑み返しながら、部屋を出る。
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