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ムッツリ最高
第9章 会えない時間
 でも、彼からの返信は、すぐには来なかった。

 出勤の時間まで、あと少し・・・。
 私はVネックのボルドー色のカットソーに、黒のフレアスカートを履き、ストッキングに下半身を包んで、バックを肩にかけ、家を出た。

 通勤電車の中で、彼に下着の写真を送ってしまったことを後悔しながら、とても悲しい気持ちになる。


呆れられた?


 電車のドアにもたれかかるようにたって、自分でもわかるほどのため息をついてしまった時、携帯がバッグの中で震えた。
 私はすぐにそれを開く。

 そして、彼からのLINEだと気づくと、画面を急いで開いてしまって、少し慌てた。



 その画面には、私の送った下着の写真も見えてしまう。
私は周りを見回し、私の周りに画面を覗き込めそうな人がいなかったことにほっとして、自分の胸元に隠すようにその画面をもう一度見る。



胸が、ぱんぱんに、張ってるね。



ああ、彼は、本当に私の身体のことをわかってくれている・・・。



そして、たてつづけに二通、メッセージを送ってくれた。



今すぐにその下着の上から悪戯して、下着の意味がないくらいに弄んでやりたい。
でも、それができないから、妄想の中で、いっぱい弄んであげるよ。



その後のもう一通は、長文だった。


 それは、彼の書いてくれた小説で、主人公の男が、鈴音という豊満な中年女をストーキングして、部屋に忍び込み、快楽を与え、躾けるという話だった。


 私は電車の中で、人知れず画面を必死にスクロールし、彼の言葉を食い入るように読んだ。

 男が、その豊満な肉体をどれほどいやらしい目で見ているか。その胸の膨らみや中年女の大きな乳首でどれほど興奮するか、いやらしい匂いのする膣穴が男を狂おしく勃起させる様を、ありありと書き連ねてくれていた。

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