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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第40章 裏アカ
『どうする…?このまま諦めるにはもったいないほどの美人…。卒業まで時間をかけても…まどろっこしい…。』

そんな風に狩野が考えている時に見つけたのが、インスタのいわゆる裏アカと思われる動画。

たまたま流れてきた短い動画に何かしらの既視感を感じ、そのアカウントにアップされている動画は全てチェックした。1年ほど前から動画をアップし始めたそのアカウントには顔を巧妙に隠しつつ、かなり際どい写真や動画が毎日のようにアップされている。

ノーブラやかなり露出度の高い服装で、室内で運動する動画や外を散歩する動画。また、全裸を思わせる姿で入浴している姿などだ。

『なぜか…ひっかかる…。どこかで見たような…。顔は映ってないのに…。何かがひっかかる…。どこで…何を…見たんだ…俺は…?』

全くといっていいほど、顔が映っていない。画角的に映らないように工夫され、さらにマスクも付けているようで、ギリギリ映ったアゴ先などもマスクで隠れていた。

狩野はそんな動画や写真を粒さに観察し、チェックしていく。そうして、ようやく1枚の写真に辿り着く。ブラを外し、扇情的な後ろ姿を晒した1枚。カメラを斜め上に固定し、撮られたと思われる写真。

そこには今見ているのと同じ耳裏のホクロと首筋のホクロ。

『これはっ…!?あ…あの娘かっ…!?』

その時、狩野は今見ている写真と野々宮架純が同一人物だと気づいた。架純と接点を探し、粒さに観察していた狩野は、教室の後ろから見る架純の姿と写真の姿に既視感を感じたのだ。

さらによく写真を見ると、大学の講義室にある机や椅子はさが僅かに映っている。それを確認した狩野は笑い出しそうになるのを堪えるのに必死になる。

『こんなところに接点があるなんて…。しかし…あの娘がね…。いや…、ああいう娘が抑圧されて…こうなるのかな…?一皮剥いたら…好きモノの顔が見られそうだ…。』

狩野はこの写真をどうするか、期待に妄想を膨らませながら、携帯を閉じる。


「ふぅ…。さっぱりした…。さて…、今日はどんな写真を撮ろうかな…?」

架純は一人暮らしの自室で、タオル1枚という扇情的な姿で呟く。アルバイトが終わって、帰ってシャワーを浴びたところ。日課である裏アカへ投稿する写真の構図を考える。

深々とゲーミングチェアに座り、大きなモニターに向かう。その画面で今まで撮り溜めた写真を確認する。
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