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桜が咲く頃逢えたら
第2章 魔法のキスで恋に落ちた
「紘子さんが少し体調悪くて…」と言って、
翌日の午前中に迎えに来てもらって、
途中、横浜で紘子さんを送り届けて実家に戻ることになった。


「まあ。
紘子さんは相変わらず美人さんね?
瑞樹さんも、お化粧とか、教えて貰えば良いのに!」とママが言うと、
「そんな。
瑞樹さんは素顔でも可愛らしいから、
お化粧なんて要らないと思います。
ね、おじさま?」と澄ました顔で紘子さんが答えるので、
私はくすぐったいような気持ちになってしまう。


後部座席で、クスクスと笑いながら、
紘子さんと小さい声で話をしていたら、
あっという間に紘子さんのご自宅に到着した。


紘子さんのお母様が家から出て来て、
「お茶でもいかがですか?」と言ってくださるけど、
「今度また、ゆっくり…」とママが言って、
そのまま、実家に向かった。


前月、誕生日で帰宅して以来だったけど、
変わらず居心地が良いのは、
ママのおかげかもしれない。

その日は、ママと2人でキッチンに立って、
夕食の支度をした。


食後は、リビングでピアノを弾いて、
パパがサックスを吹いたりしてのんびり過ごした。


翌日からは、毎年しているお節料理の仕込みをして過ごした。
そして、お正月は、お重を持って、
両親の実家に行って、お茶を点てるのもいつものことだった。

着物の着付けの時は、
胸元の紅い痕が見えないように、
慎重に和装ブラジャーとか肌襦袢を着て、
長襦袢やら着物も独りで着た。


「まあ、着付け、上手になったわね?」とママに言われて、
「外国人留学生が来た時に、
自分で着たり、着せてあげたりしてたから…」と言って、
「でも、可愛い帯結びは独りだと出来ないのね?」と、
ママに手伝って貰った。


祖母達も着物姿で迎えてくれて、
華やかなお正月を過ごして、
家族写真を撮ったりした。


松が取れる頃には、
胸元の紅い痕も薄くなっていた。

そして、「試験勉強もあるから…」と、
マンションに戻ることにした。


パパの車で、また送って貰う。


「試験終わったら、春休みになるし、
もう少し実家に居て欲しいな」とパパが言うので、
「そうします」と言うと、
ホッとした顔をされる。


パパとママには心配掛けないようにしたいと思いながら、
パパの車を降りた。
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