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桜が咲く頃逢えたら
第2章 魔法のキスで恋に落ちた
国立の私の大学と、
私立の紘子さんの短大は、
試験期間が少し違っているみたいだった。


私は大学の図書館で勉強することも多くて、
あまり紘子さんと会うことがなかった。


さすがに、夜、LINEでバーに呼び出されることもなくて、
あの夜のことは、何かの夢か幻だったように思えた。


でも、かなり困ったことが起きた。


生理が来なかった。


最初は、そんなハズはないと思っていた。
時々不規則なこともあるし、
あの時、違和感もなくて、
してないと言われたし。


でも、2月になっても生理が来なくて、
一人で悩んで、パニックになっていた。


どうしよう?


そんなことも知らないで、
紘子さんは相変わらず、
合コンに行ったり、飲みに行ったりしているようだった。


その夜、紘子さんが帰宅するのを待って、
思い切って相談してみることにした。




ほろ酔いでご機嫌な顔で帰宅した紘子さんに、
「相談したいことがあるの」と言いながら、
私は泣いてしまっていた。


「瑞樹さん、どうしたの?
落ち着いて?」と言って、
ソファに座らせてくれて、
肩を抱いて背中を撫でてくれる。


「あのね…。
私…。
生理が来なくて…」

「えっ?」

「年が明けてもう2月になるのに、
全然来なくて…」


「出来たの?」

「判らないの。
あの時、してないって言われて。
でも、私、眠ってしまっていて覚えてなくて。
起きたら下着姿で、タイツとショーツ、履いてなかったし。
江川さんも裸だった。
でも…」


「連絡先は?」

「あっ…。
名刺、いただいたけど…」

「貸して?」と言うので、
手帳に挟んでいた名刺を渡すと、
いきなり紘子さんはそこに書いてある携帯に電話をした。

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