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桜が咲く頃逢えたら
第12章 安西くんと結ばれる
暫くすると、
「瑞樹ちゃん、おいで?」と浴室から声がした。
私は今夜の為に用意していたナイトドレスを手に、
浴室に行くと、
中は少し暗くなっているようだった。
髪が濡れないように、軽く纏めてみて、
やっぱり恥ずかしいなと思いながら、
そっとドアを開けた。
中にはキャンドルが2、3個置かれていて、
バスタブの中には薔薇の花弁が浮かんでいた。
「これ、どうしたの?」
「えっ?
用意したんだよ?
ほら。
初めての夜だから、
これくらいしないとと思って。
身体、洗わせてね?」と、シャワーのお湯を出して、
丁寧に私の身体を洗ってくれた。
「私も洗わせて?」と言うと、
「ダメダメ。
触られたらまた、出ちゃうから、
あ、後で背中だけゴシゴシ洗って貰おうかな?」と言うと、
「バスタブに入ろうよ」と笑う。
2人でバスタブに浸かってみたけど、
どちらを向けば良いか判らなくて落ち着かない。
安西くんは、
「僕に背中向けて寄り掛かってみる?」と言うので、
言われた通りに寄り掛かってみると、
ふんわり腕を回して抱き締めてくれる。
「あのさ。
白状すると、初めてなんだよね?」とのんびりした声で言う。
「えっ?」と振り返ろうとすると、
「恥ずかしいから、
こっち見ないで?」と言って、
耳にキスをする。
「前にラブホテルに立ち寄った時、
初めてじゃないって…」
「ああ…。
見栄を張ったんだ。
カッコ悪いじゃん。
大学生にもなって童貞って。
モテないヤツって感じでしょ?」
「そんなこと、ないのに…」
「言ったでしょ?
幼稚園の時から、
ずっと瑞樹ちゃん好きだったから、
違う女の子とかと付き合うのもなんか、ダメだった」と言って、
ギュッとしてくれる。
「私…」
「別に瑞樹ちゃんが他の誰かに抱かれてたとしても、
僕は気にならないって言ったら嘘になるけど、
いつか、僕だけの瑞樹ちゃんになってくれるなら、
それだけで良いって、ずっと思ってた。
でも、ごめん。
何度も何度も妄想はしてたよ?
無理矢理、キスとかもしちゃったけどさ。
キスしたり、もっと色々なことすること、
シュミレーションしてたのに、
さっきは無駄に暴発しちゃったからな。
もう一回、最初からやり直させてね?」と少し真剣な声で安西くんは言った。
「瑞樹ちゃん、おいで?」と浴室から声がした。
私は今夜の為に用意していたナイトドレスを手に、
浴室に行くと、
中は少し暗くなっているようだった。
髪が濡れないように、軽く纏めてみて、
やっぱり恥ずかしいなと思いながら、
そっとドアを開けた。
中にはキャンドルが2、3個置かれていて、
バスタブの中には薔薇の花弁が浮かんでいた。
「これ、どうしたの?」
「えっ?
用意したんだよ?
ほら。
初めての夜だから、
これくらいしないとと思って。
身体、洗わせてね?」と、シャワーのお湯を出して、
丁寧に私の身体を洗ってくれた。
「私も洗わせて?」と言うと、
「ダメダメ。
触られたらまた、出ちゃうから、
あ、後で背中だけゴシゴシ洗って貰おうかな?」と言うと、
「バスタブに入ろうよ」と笑う。
2人でバスタブに浸かってみたけど、
どちらを向けば良いか判らなくて落ち着かない。
安西くんは、
「僕に背中向けて寄り掛かってみる?」と言うので、
言われた通りに寄り掛かってみると、
ふんわり腕を回して抱き締めてくれる。
「あのさ。
白状すると、初めてなんだよね?」とのんびりした声で言う。
「えっ?」と振り返ろうとすると、
「恥ずかしいから、
こっち見ないで?」と言って、
耳にキスをする。
「前にラブホテルに立ち寄った時、
初めてじゃないって…」
「ああ…。
見栄を張ったんだ。
カッコ悪いじゃん。
大学生にもなって童貞って。
モテないヤツって感じでしょ?」
「そんなこと、ないのに…」
「言ったでしょ?
幼稚園の時から、
ずっと瑞樹ちゃん好きだったから、
違う女の子とかと付き合うのもなんか、ダメだった」と言って、
ギュッとしてくれる。
「私…」
「別に瑞樹ちゃんが他の誰かに抱かれてたとしても、
僕は気にならないって言ったら嘘になるけど、
いつか、僕だけの瑞樹ちゃんになってくれるなら、
それだけで良いって、ずっと思ってた。
でも、ごめん。
何度も何度も妄想はしてたよ?
無理矢理、キスとかもしちゃったけどさ。
キスしたり、もっと色々なことすること、
シュミレーションしてたのに、
さっきは無駄に暴発しちゃったからな。
もう一回、最初からやり直させてね?」と少し真剣な声で安西くんは言った。