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桜が咲く頃逢えたら
第1章 なんで出逢ってしまったんだろう
修道院みたいに真面目な6年間の女子校生活を終えて、
日本で一番難関と言われる大学に入学した。

自宅から通学出来なくはなかったけど、
女子校時代からの友達の紘子(ヒロコ)さんと一緒に住むなら、
家を出ても良いとママから言われて、
初めての一人暮らしならぬ、二人暮らしをスタートさせた。


アクセスが良いし、
資産価値が高いからとパパが買った2LDKのマンション。

広いリビングやキッチン、バスルームは共用にして、
個室をそれぞれの部屋に使うことにした。

家賃を設定して、
紘子さんの親が指定した私の口座に振り込みをしてくれている。


二人暮らしのルールとして、
性別を問わず、他人を家に入れないいうことだけは守ることにしていた。

それと、共用部分は散らかさないこと。



もう一つ、私の親からの縛りがあって、
そのマンションには「固定電話」が置いてあった。

ほぼ、毎晩8時から9時に、
電話が掛かってくる。

出なかったりしたら、
パパかママが車で飛んでくる勢いだった。


でも、基本的に私は、
大抵その時間は家に居たし、
家庭教師で遅くなりそうな時は、
予めそれを伝えていたりしたから、
特にその縛りを嫌だなと感じることはなかった。

ママと電話をするのは嫌じゃなかったし、
時々、ママに頼まれてパパと話をしてあげたりすることもあった。


毎週末ではないけど、
なるべく月に一度は逗子にある実家に顔を出すようにもしていた。

私の喘息の為にということと、
海が見えるということで、
横浜から引越しした家は特別なエリアにあって、
入り口には守衛さんが居るし、
敷地内は日本じゃないみたいに電柱がない。

どの家も広々としていた。


おかげで通学は遠くなってしまって、
車で送り迎えされていた。

箱入り娘と言われても仕方がないほどだったから、
良く家から出してくれたものだと思っていた。



紘子さんのお母様も、
この固定電話の縛りに従って、
毎日ではないけど連絡してくることがあった。

共学の私と違って、
紘子さんは女子だけの、看護科に通っていて、
「オトコと遭う機会がない」と言っては、
よく、飲みに行っていたから、
その時間帯に居ないことは多くて、
その度に私は、
少し紘子さんのお母様に上手く言い訳をして、
こっそりLINEで紘子さんに連絡したりしてあげていた。

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