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桜が咲く頃逢えたら
第5章 多忙だから放置だなんて大丈夫なの?
次の1週間は
本当に忙しかったのか、
全く亮平さんから電話もメールもなかった。
淋しくてタロウを抱き締めて泣いてしまう夜もあった。
あまりにも消沈しているせいで、
紘子さんは怒りまくりながら、
「私が電話してあげようか?
電話くらい、出来るでしょうに!」と言うのを、
必死に止めなければならなかった。
次の週も同じで、
一度だけ電話をしてみたら、
女性の声で応答されて、
慌てて電話を切ったりした。
紘子さんにもそんなこと言えなくて、
多分、私は更に落ち込んでしまっていたら、
「そうだ!
実行委員会しようよ?」と紘子さんが連絡して、
安西くん、高橋くん、紘子さんと私とで、
集合することになった。
「亮平さんだって、
仕事だって言って電話もしてくれないんでしょ?
だったら、瑞樹さんだって、
別に男の子と会っても良いじゃない?」と、
紘子さんは笑った。
2人っきりで会う訳じゃないし、
同窓会の打ち合わせだから、
良いのよね?
そう思って、
一応、亮平さんにはメールでそのことを報告してから、
実行委員会という名のダブルデートをすることになってしまった。
本当に忙しかったのか、
全く亮平さんから電話もメールもなかった。
淋しくてタロウを抱き締めて泣いてしまう夜もあった。
あまりにも消沈しているせいで、
紘子さんは怒りまくりながら、
「私が電話してあげようか?
電話くらい、出来るでしょうに!」と言うのを、
必死に止めなければならなかった。
次の週も同じで、
一度だけ電話をしてみたら、
女性の声で応答されて、
慌てて電話を切ったりした。
紘子さんにもそんなこと言えなくて、
多分、私は更に落ち込んでしまっていたら、
「そうだ!
実行委員会しようよ?」と紘子さんが連絡して、
安西くん、高橋くん、紘子さんと私とで、
集合することになった。
「亮平さんだって、
仕事だって言って電話もしてくれないんでしょ?
だったら、瑞樹さんだって、
別に男の子と会っても良いじゃない?」と、
紘子さんは笑った。
2人っきりで会う訳じゃないし、
同窓会の打ち合わせだから、
良いのよね?
そう思って、
一応、亮平さんにはメールでそのことを報告してから、
実行委員会という名のダブルデートをすることになってしまった。