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ロビン~女の股間に狙いを定めて~
第3章 マリアの特殊能力
翌朝、弓矢の鍛錬に
マリアも同行すると言いだした。
まあ、みんなにマリアを紹介するいい機会かと
同行を許したが、
ほんとは連れていきたくなかった。
あまりの弓矢の下手くそを
マリアに見られたくなかったからだ。
レスリーも同じように
マーガレットを同伴して鍛錬所に来ていた。
「きみ、もうすっかりいいのかい?」
マリアを見つけると
レスリーは気さくに話しかけた。
「あなたがレスリーね。よろしくね」
「ほんと元気になってよかったわ」
「あなたがマーガレットね。
下着とお洋服、お借りしてます」
「ええ、気にしないで使ってね。
よかったわサイズがピッタリで」
実際はピッタリでもなく、
胸が苦しいのでボタンを留められず、
胸の谷間をかなり露出させていた。
「しかし、よく彼女を
連れてくる気になったなあ…
俺ならあの下手くそなシーンを
彼女に見せたくないけどな」
自分の彼女であるマーガレットよりも
美人をものにしたロビンを妬んで
レスリーはロビンを貶した。
ロビンは一言も言い返せなかった。
なにせ本当の事なのだから仕方ない…
「ロビン、大丈夫よ。
あなたなら出来るわ」
マリアにそう言われると
不思議と自信が持てた。
だが、ひとときの自信も、
いざ自分が弓を射る順番がくると
いつものように指が震えだした。
『ええい、くそ!』
ヤケクソで放った矢は
的からかけ離れたとんでもない方向に放たれた。
その軌跡を目にしたマリアが目を閉じて祈ると
矢は大きく弧を描き、的の中心を射抜いた。
「すごい!すごいわロビン!」
マリアよりも先に
マーガレットが歓喜の声を上げた。