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ロビン~女の股間に狙いを定めて~
第5章 囚われの身
レスリーの声を聞いて
警ら中の自警団が
ベッドの上で怯えるマリアを取り囲んだ。
「お前が魔女か?」
自警団リーダーの問いかけに、
ただ首を振り続けた。
一人や二人ならば
波動で吹き飛ばす事もできたが
6人もの相手だとさすがに分が悪かった。
おまけに
すぐさま後ろ手に縛られてしまっては
どうすることも出来ない。
波動は手のひらからしか
発することが出来ないためだ。
着衣をレスリーに破られていたので
ほとんど全裸に近いマリアを見下ろして
自警団リーダーのクックは舌舐めずりをした。
「よし、今夜は俺が
この魔女を我が家に閉じ込める。
魔女裁判は明日に行う」
「大丈夫ですか?リーダー…
自警団アジトに連れて行って
全員で見張ってはどうでしょう?」
団員の一人が
マリアを魔女と信じ込んでいるので
マリアと目を合わそうともせずに
クックに進言した。
「大丈夫だ。
俺はロンドンで何度も魔女を見てきた。
扱い方には慣れているさ」
クックは噓をついた。
魔女になど一度も出会ってないし、
火あぶりの刑で殺されるところも
見たことがなかった。
魔女は確かに怖い…
だが、こうして拘束してしまえば
手も足も出せまい。
どうせ魔女裁判すれば、
この女は火あぶりの刑だ。
その前にたっぷりと
魔女をいたぶってやろうと考えていた。