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バーチャルラブシュミレーション
第1章 50年の時が流れて
「う…、宇治(うし)さん…」
僕は、車いすの老女に、恐る恐る声をかけた。
宇治さんは僕に気づくと、微笑んだ。陰鬱な表情は消えなかったが、その微笑みの中にはわだかまりは無いように見えた。
「ひさしぶり」
と言うと、宇治さんは
「ひさしぶり…」
とか細い声で答えたが、すぐに声を大きくして
「…て、なぜ名字呼び?セックスまでしてる仲なのに」
と言った。

「え?」
僕は、年老いて耳が聞こえなくなり、おかしな言葉が聞こえるようになったかと思った。
《せ…、セックス!?》
僕の確かな記憶では、宇治さんとは熱烈に視線を交わし合ってはいたが、セックスどころかキスもしていないはず。

すると根住さんが
「宇治さん?それはバーチャルの話!これはリアルだよ?」
と宇治さんをたしなめた。
バーチャル?リアル?何の話をしてるんだ?

やがて学年の同窓会パーティーが始まった。
「大安くん、二次会の集合場所は駅のバス停ね」
と根住さんが耳打ちしてきた。
ここでは二次会とは、クラス単位での同窓会パーティーのことを指す。
前述の通り、男子は僕だけ、女子は12名で、合計13名である。

学年の同窓会も、男子が10人ほどしかおらず、ほとんどが女子だった。
何よりあの戦争で多くの男子が駆り出され、命を落とした。僕の年代はちょうど働き盛りだったので、格好の徴兵対象だった。
僕はその戦争の間、実は入院していた。不治の病と言われたが奇跡的に回復し、今に至る。その回復のきっかけが、ここだけの話、ナースとのセックスだった。
僕の病気は心因性のものだったが、そのナースとのセックスやりまくりのおかげで生きる気力を取り戻したというわけ。いやあ、あのナース、素晴らしかった。ものすごい爆乳でチンポが立ちっぱなしだった。う、よだれが出た。
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