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調教物語~ある男の性癖~
第16章 蝶の女との再会
「いやっ!!一人で逝きたくない!!
あっっっ!!でも…いっ…逝っちゃうぅぅぅ!」
佐智子はベッドの上で体をビクン!と跳ねて
絶頂を迎えた。
ハアハアと荒い呼吸の佐智子の傍に
武郎は静かに近づき
耳元で「誰が逝きなさいと言いましたか?」と
囁いた。
「ひっ!」
急に耳元で武郎の声がしたので
佐智子は驚いたように体をすくめた。
「でも…オナニーをしなさいと命じられたので」
「オナニーを見せなさいとは言いました
しかし、一人で逝っていいぞと誰が言いましたか?」
「でも…でも…」
オナニー=自分で逝くことだと
誰でも思うだろう。
理不尽だわと佐智子は頬を膨らました。
「お仕置きしないといけませんね」
武郎は手にしたベルトを佐智子の体に這わした。
「きゃ~っ!」
冷たい感触にゾクゾクしながらも
佐智子は何をされるのだろうかと
真剣におののいた。
「僕はいけないことをするメス犬が大嫌いです」
どこまで佐智子は耐えれるのか
試しに弱くベルトで叩いた。
「あうっ!!!ご主人さま、お許しください!」
佐智子の肩口が帯状に赤く染まった。
佐智子は体を丸めてうずくまった。
その背中にもう一発、今度は少し強めに叩いた。
パシッ!!
革のベルトなので乾いた小気味良い音がする。
「あああ!お許しください!」
いつ、どこからベルトの鞭が飛んでくるのかわからないので
顔だけは傷つけられたくないと
束縛された手で顔を覆った。