この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
調教物語~ある男の性癖~
第5章 M嬢 加菜恵

「彼は営業第一課の椎名さんですよ
お怪我をされているのに訪問させていただいて
書類に署名捺印をいただいたので
お礼を申し上げていたところなんです」

「ふ~ん…それにしては丁寧なお辞儀だったわね
ところで…
私、彼と会ったことがある気がするのよねえ」

どこで会ったのかしらと
伊東加菜恵さんは
人差し指で額をトントンと叩いた。

「そりゃあ、同じ会社ですもの
廊下かどこかですれ違っているかもしれませんよ」

「いえ…会社じゃないわ…」

考え込んでいた伊東加菜恵は
ま、そんなことはどうでもいいか、と
会社の入り口に向かって
一人でさっさと歩き始めた。

『感じ悪い女(ひと)…』

誰とでも分け隔てなく話せる咲希だったが、
伊東加菜恵だけはどうしても好きになれなかった。


伊東加菜恵はと言うと
自分のデスクに座り、
ノートパソコンを立ち上げながら
椎名の事が気になっていた。

『どこかで会っているのよねえ…』

喉元まで出かかっているのに
すんなりと出てこない。
モヤモヤとした気分のまま
その日の業務が終了した。

会社を後にした伊東加菜恵は
自宅とは全く違う方向に向かって歩きだした。

けっこう家賃の高いマンションに住んでいるのだが、派遣社員の給料では、とてもではないが生活できない。

そこで彼女は夜の副業で稼ぐことにしていた。




/498ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ