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ご清楚ですが何か
第1章 新しい苗字、新しい家族
「何でもいいよ。」

時計を見る
そろそろ会社に戻る時間
本題に戻さないと

「で、話ってなに?」

多忙な松下がランチに誘うことは稀だ
何が話があるに違いない

「いや、仕事どうかなって。」

「普通よ。前と変わらない。」

「そっか。ならいいんだけど。」

松下はお茶を飲んでいる

「実は1人転籍で入ってくるんだ。まだうちの部署かはわからないんだけど。」

「そうなんだ。」

「でさ、県外で研修なんだけど、吉村一緒に行ってくんない?」

「研修?いいけど。」

なんだ
そんなことか

「一泊二日。」

「ま、会社のこととか教えてやってよ。」

急須のお茶がなくなる
幸子はお茶のおかわりを頼む

「気が利くな。」

「人妻だからね。」

「娘とはどうなの?ケヤキちゃんだっけか。」

幸子は三原の高校生の娘と3人で暮らしている
新婚とはいえ特殊だ

「うーん。友達みたいな感じかな。さっちゃんって呼ばれてる。」

「へぇー。ママハハやってんの?」

「ママはご健在だもん。あたしはただの召し使い。」

「成り下がったな。新婚らしくしろよ。あ、そうだ。下着買ってやるよ。よっしーの大好きなドスケベ下着。」

「要らないわよ。」

幸子が伝票を持って立ち上がろうとする
二人で遅れて戻ったらまた噂の元だ
松下がすかさず幸子の腕を掴んで伝票を取る

「なんかさせてよ。結婚祝いもかねてさ。」

二人でレジに歩き出す

「一回目の時たくさん頂いたわ。」

「何回だってくれてやるよ。」

「どうして?」

「下心に決まってるだろ。」

二人で馬鹿みたいに笑う
笑って笑って転げてお腹が痛い

店を出て会社へと歩き出す

「俺らなんで結婚しなかったんだっけ。」

「それは前にも聞きましたヨ。」

「吉村の3度目は俺な。予約入れとかないとな。お前惚れやすいもんな。」

「まっつんご名答。」

「俺はもっと高いのくれてやる。」

左手の薬指を掴まれる

「残念でした。これは一生外さないわ。」

「誠くんの時も同じこと言ってたよ。」

「やぁねぇ。」
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