この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ご清楚ですが何か
第6章 枝豆男とお門違い女
「焼き鳥来たけど?」

幸子の大好きな豚バラとぽんじりが並ぶ

「お姉さん、大葉巻きも追加で。」

幸子は目の前の焼き鳥を睨む

「まあ座りなよ。よっしー。」

「その呼び方やめてって言ったでしょ。」

結局渋々座るのであった




「ただいま~」

帰ると三原がビールを飲んで野球中継を見ていた

「お帰り~。」

幸子はあえて離れてソファに座る

「枝豆食べる?」

三原が渡してくる
また枝豆か

「うん、、。」

三原の過去はお互い様という言葉を思い出す
平日に喧嘩はしたくない

「あー、打たれたー。」

三原はテレビに夢中だ
幸子は三原の腕をつねる
やっとこっちを見てくれる

「ただいまのちゅーは?」

幸子が甘える
三原がゆっくり優しくキスしてくれる

「飲んできたんだっけ?」

「うん、後輩ちゃんとね。」

嘘も方便

「近頃の子って誘っても来ないんだよな。飲んでコミュニケーションとるのも大事なのにさ。」

紀子さんとも二人で飲みに行ったりしたの?
枝豆をひたすら食べながら頭の中をお局様がうろつく

「この枝豆茹ですぎじゃない?」

「そうかな。そのわりには食べてるね。」

幸子は黙ってベランダに出る
どうしても紀子がちらつくのだ

「どうしたの?」

三原もベランダに出てくる

「どうもしてない。」

幸子はいつの間にか泣いていた

「何かあった?」

三原が背中をさすってくれる
不貞を働いているの自分が泣くのはお門違いだだとは思う
それでも妬くものは妬くのだ

「優しくしないで。」

つくづく自分面倒くさい女だと思う
だけど、これがあたしなの

「優しくなんかしてないよ。」

三原が煙草を吸い始める

「夜は涼しいね。」

虫の声がしている

「自分が嫌になるの。嫉妬が厄介なの。結婚してて絶対なる地位に居るのに、それでも妬くの。」

三原は黙って聞いている

「三原さん、過去はお互い様って言ったよね?あたし、そんな潔く割り切れない。」

「うん。」

「でも過去は変えられない。」

また泣けてくる
三原が引き続きさすってくれる

「誰かに何か聞いたの?」

「あたし、平気だと思ってた。結婚する前から三原さんがモテるの知ってたし。」









/151ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ